チリ取り大苦戦

先生の作品が…!

ご自宅に向かうと…大きな作品が…!!

紅葉が重なり合って立体的な作品となっています。

紅葉の美しさをそのまま和紙の中にいれた大胆な作品です。お庭の落ち葉を入れたそうです。たくさんの紅葉が入っていますが、それを支えている和紙の強さを感じます。和紙の中にいろいろ入れてみたくなりますね…漉き込み楽しい…!

アク抜きとチリ取り

今回は黒皮の雁皮をそのまま煮熟してみようという初めての試みです!

兵庫県の名塩和紙、谷野先生から買われた雁皮の黒皮を使い、黒皮のまま煮熟されていた島根県の阿部先生の手法をやってみるという人間国宝編です…!

煮熟が済んだものをアク抜きする作業から始まりました。

く、黒い!

樹木染めのようになっていました(笑)原料をすくい上げるときに大きめの皮がポロポロと取れていました。煮熟するときにソーダ灰を入れるのですが、今回は多めに入れたそうです。

ギューッと絞り、アクを抜きます。

水を5回ほど変えつつ、アクを抜いていきます。その時にも細かいチリが…!いっぱい!

そのあと、畑の手入れをし、帰宅後チリ取りをしました。

本当にチリ多すぎて、チリの中から原料をすくう感じでした(笑)

先生は通常、アク抜きのときや、叩解のときにチリを取られています。ですが、今回ばかりは多すぎるの違う方法でチリ取りを行いました。水の中に原料を入れ、その中でチリを取る方法です。美濃の和紙スクールでも同じような形でやらさせてもらいました。

このやり方でチリはだいぶ取れますが、その分漉ける原料が減ります(半分ぐらい)。先生曰く、原料を水につけたときにも取れるそうなので、夏場に水につけて皮を取ろうかとなりました。

白皮の綺麗な原料だと、チリ取りの手間も少なく、紙漉きに集中できます。自分としてはチリ入りの紙も魅力を感じるし、今回のように原料に合わせた紙漉き、紙の作り方も楽しいなと思いました。